【ブランディング基礎3】ブランド力とは(後編)
2019.09.03
こんにちは。
アートディレクターの山口崇多です。



真夏からはじめたブランディング基礎、今回で3講座目です。


ようやく、夏の暑さが和らぎ、秋めいてきましたね。
今年の秋はブランディングの秋にしたい方も、そうでない方も
本ブログでデザインにまつわる基礎知識を固めていきましょう。

今回のテーマ 「ブランド力」

さて、今回は 前回 に引き続き、ブランド力についてお話していきます。
しっかり復習したい方は前回記事を、
そんなに時間がない方は、こちらで一緒におさらいしましょう。

前回までのおさらい

ブランド力があるということは、人にイメージを想起させる力があるということでしたね。
例えば、喉がカラカラな時に、「シュワシュワ弾けて喉ごし爽快な」イメージが思い浮かんでくるコーラは
とてもブランド力が高い商品であると言えます。

ブランド力が高いほど、購入されやすい?

前回記事で少し触れましたが、
ブランド力がある商品とない商品では、人が購買に至るまでの行動が異なってきます。


具体的には、ブランド力がある商品が買われる場合とブランド力が無い商品が買われる場合はその商品が選ばれるまでが違ってきます。

図で見るとこうなります。

購買までの差 ブランド力 ブランディング

左の構図のように、ブランド力が無い商品の場合、
「目的」や「欲求」から商品が選ばれる可能性が高いです。

「喉が渇いた」という一次的な欲求から
コンビニ → 炭酸 → 数ある炭酸飲料 → ブランド力が弱い商品
という順番で買われることになります。

ブランド力が弱い商品の場合は
その商品が選ばれるまでに多くの選択肢を乗り越えなくてはならないのです。

では、ブランド力が高いコーラのような商品を選ぶ時はどうでしょうか?
「喉が渇いた時に飲むと爽快」「シュワシュワとした炭酸」「どこでも売っている」というイメージ自体が「コーラ」という「ブランド」とすでに紐付いています。
そうなると、色んな過程をすっ飛ばして
最初から「コーラが飲みたい」となる可能性が高くなるのです。

つまり、ブランド力が強い商品を選ぶ時、
手に取るまでの障壁はほぼないと言っても過言ではありません。

ブランド力が高いということは、圧倒的に有利ということ

バッグを買う例で考えてみましょう。

購買までの差 ブランド力 ブランディング

ブランド力が弱いと、その「ブランド」目当てで購入する人は少なくなります。
代わりに、「バッグが欲しい」という大きな目的から入ります。
その次に、リュックやトートバッグというジャンル → 素材 → 色 というようにどんどん絞っていきます。

購買までの差 ブランド力 ブランディング

逆に「ルイ・ヴィトン」のような高級ブランドの場合、その「ブランド」目当てで購入する人が多くなります。
「ルイ・ヴィトン」の中のどのバッグにしようか迷うことはあっても、
「ルイ・ヴィトン」を買うと決定するところまでは、迷わず進んでいきます。

購買までの差 ブランド力 ブランディング

このように、ブランド力が強い商品だと、購入までのハードルはほぼありません。

もちろん価格的に買える・買えないはありますが、
ブランド力の高い商品を買う人は、
バッグの機能面(使いやすい、軽い等)よりも「ブランド」の持つ魅力にお金を払っている人が多いかもしれません。

まとめ

ブランド力をつけることによって顧客は商品を「目的」から選ぶというよりも、その「ブランド」から商品を選ぶようになります。

つまり、ブランドを持つということは、
商品が選ばれる立場からいうと圧倒的に有利な状況を作れるということです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


「ブランド」と言っても必ずしも高級である必要はありません。
人にイメージとして想起され、購入までのハードルを低くする。
そのような「ブランド」をどう育てていくかについてのご相談は、
CONTACTページからお願いいたします。

山口崇多
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