ブランディングにおけるビジュアルの核づくりの重要性
2019.11.17

こんにちは。
アートディレクターの山口崇多です。
冬が近づいてきましたね。
みなさん、楽しい休日をお過ごしでしょうか。
私は古道具や骨董が大好きなので、東京蚤の市に行ってきました!
今回も様々な収穫があり、とても満足しております。
いつか我が家の古道具や骨董達をお見せしたいなあと思っています。
今回は、ブランディングにおけるビジュアルの核づくりの重要性についてお話しさせていただきます。
ブランディング基礎講座にてお話ししてきた通り、「ブランド」というのは「何かをイメージさせるもの」でしたね。
(覚えてないよ!という方はこちらから基礎講座をご確認ください。)
ブランド力を高めるには、この「ブランドをイメージさせる何か」をしっかり作ることが必要です。

ブランドのイメージを作っていく施策としてまず挙げられるのが、ロゴやパッケージなどでビジュアルの核を作る施策です。
その方法は様々です。
会社であれば、会社理念などをビジュアルで表したCI(コーポレートアイデンティティ)だったり、商品なら、商品の特徴を表したパッケージであったりします。
ブランディングにおいてビジュアルの核を作る作業を疎かにするのは危険です。
人はブランド名を聞いた時、そのブランド名に対するビジュアルイメージを想像しますし、ブランド名とビジュアルをセットにして記憶する事が多いのですが、ビジュアルの核がない場合には、ブランド名を聞いてもビジュアルイメージが浮かびにくくなり、また記憶にも定着しにくくなってしまうのです。
ビジュアルの核がしっかりしていれば、ブランド名からすぐにビジュアルイメージを連想する事ができます。
ベンツやアップルと聞けばロゴがすぐに思いつきますよね。
コカ・コーラならあの筆記体と赤が思い付きます。
これらのビジュアルイメージと合わせて、具体的なイメージが連想されていきます。
プロモーション施策の分かりやすいものとしてCMや新聞などのマス広告があります。最近ではインフルエンサーや、ユーチューバーを起用したSNSプロモーションも増加しています。
このような施策は即効性があり、効果は絶大です。数値化もしやすいので効果測定も容易なのが特徴でしょうか。
ただ、このようなプロモーションには注意が必要です。
商品やパッケージ、CIなどが整っていない状況でプロモーションを大々的に打ってしまうとブランドが持つイメージが意図していない方向性に進んでしまうことがあります。

プロモーションにより、特定の人物から想起させるイメージは付くものの、 ブランドオリジナルのアイデンティティが弱いので、ブランドのイメージを思い出す手段が芸能人やユーチューバーになってしまいます。
もちろんそれでも悪くない気がしますが、その芸能人やユーチューバーがそのブランドのアイデンティティになってしまって本当に良いのでしょうか?
特定の人物をイメージの軸にしてしまうと、その芸能人やユーチューバーが不祥事を起こした場合に商品にも悪影響が出てしまいます。

あくまでも主軸はロゴなどのビジュアルイメージとし、そのPRを芸能人やユーチューバーに依頼するのが良いかと思います。
プロモーションを考える前に、まずはブランディングの核となるコンセプトやビジュアル作りがしっかりできているか確認し、プロモーションでブランドの核やイメージがブレてしまうことを防ぎましょう。
プロモーションは例えていうと市販のドレッシングみたいなものです。ドレッシングは使えばすぐ美味しく食べられますが、一度買ったら買い続けないと同じ味は再現できませんし、ドレッシングに頼っていては料理上手になれません。何が言いたいかというと、効果に即効性はありますが、使い続けなければ効果は失われますし、ブランドとしての成長に寄与しません。
対してブランディング施策は煮物のようなものです。すぐには美味しくできませんが、じっくり煮込むことで美味しく食べれるようになりますし、何度も試行錯誤することで料理上手にもなります。ブランディング施策は継続と我慢が大事です!焦らずじっくりいきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
具体的なお仕事のご相談は、CONTACTページからお気軽にご連絡ください。
アートディレクターの山口崇多です。
冬が近づいてきましたね。
みなさん、楽しい休日をお過ごしでしょうか。
私は古道具や骨董が大好きなので、東京蚤の市に行ってきました!
今回も様々な収穫があり、とても満足しております。
いつか我が家の古道具や骨董達をお見せしたいなあと思っています。
今回のテーマ ビジュアルの核づくりの重要性
さて、本題に入ります。今回は、ブランディングにおけるビジュアルの核づくりの重要性についてお話しさせていただきます。
ブランディング基礎講座にてお話ししてきた通り、「ブランド」というのは「何かをイメージさせるもの」でしたね。
(覚えてないよ!という方はこちらから基礎講座をご確認ください。)
ブランド力を高めるには、この「ブランドをイメージさせる何か」をしっかり作ることが必要です。

ブランドのイメージを作っていく施策としてまず挙げられるのが、ロゴやパッケージなどでビジュアルの核を作る施策です。
その方法は様々です。
会社であれば、会社理念などをビジュアルで表したCI(コーポレートアイデンティティ)だったり、商品なら、商品の特徴を表したパッケージであったりします。
ブランディングにおいてビジュアルの核を作る作業を疎かにするのは危険です。
人はブランド名を聞いた時、そのブランド名に対するビジュアルイメージを想像しますし、ブランド名とビジュアルをセットにして記憶する事が多いのですが、ビジュアルの核がない場合には、ブランド名を聞いてもビジュアルイメージが浮かびにくくなり、また記憶にも定着しにくくなってしまうのです。
ビジュアルの核がしっかりしていれば、ブランド名からすぐにビジュアルイメージを連想する事ができます。
ベンツやアップルと聞けばロゴがすぐに思いつきますよね。
コカ・コーラならあの筆記体と赤が思い付きます。
これらのビジュアルイメージと合わせて、具体的なイメージが連想されていきます。
やってはいけないプロモーション
よくやってしまうのが、ビジュアルの核が定まっていない状態でのプロモーション施策です。プロモーション施策の分かりやすいものとしてCMや新聞などのマス広告があります。最近ではインフルエンサーや、ユーチューバーを起用したSNSプロモーションも増加しています。
このような施策は即効性があり、効果は絶大です。数値化もしやすいので効果測定も容易なのが特徴でしょうか。
ただ、このようなプロモーションには注意が必要です。
商品やパッケージ、CIなどが整っていない状況でプロモーションを大々的に打ってしまうとブランドが持つイメージが意図していない方向性に進んでしまうことがあります。

プロモーションにより、特定の人物から想起させるイメージは付くものの、 ブランドオリジナルのアイデンティティが弱いので、ブランドのイメージを思い出す手段が芸能人やユーチューバーになってしまいます。
もちろんそれでも悪くない気がしますが、その芸能人やユーチューバーがそのブランドのアイデンティティになってしまって本当に良いのでしょうか?
特定の人物をイメージの軸にしてしまうと、その芸能人やユーチューバーが不祥事を起こした場合に商品にも悪影響が出てしまいます。

あくまでも主軸はロゴなどのビジュアルイメージとし、そのPRを芸能人やユーチューバーに依頼するのが良いかと思います。
まとめ
ビジュアルの核をしっかり作ると、人々の記憶に定着しやすく、連想されやすいブランドを作る事ができます。プロモーションを考える前に、まずはブランディングの核となるコンセプトやビジュアル作りがしっかりできているか確認し、プロモーションでブランドの核やイメージがブレてしまうことを防ぎましょう。
プロモーションは例えていうと市販のドレッシングみたいなものです。ドレッシングは使えばすぐ美味しく食べられますが、一度買ったら買い続けないと同じ味は再現できませんし、ドレッシングに頼っていては料理上手になれません。何が言いたいかというと、効果に即効性はありますが、使い続けなければ効果は失われますし、ブランドとしての成長に寄与しません。
対してブランディング施策は煮物のようなものです。すぐには美味しくできませんが、じっくり煮込むことで美味しく食べれるようになりますし、何度も試行錯誤することで料理上手にもなります。ブランディング施策は継続と我慢が大事です!焦らずじっくりいきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
具体的なお仕事のご相談は、CONTACTページからお気軽にご連絡ください。
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